2014年12月07日

明治村で初雪

明治時代には政府の高官や資本家たちによって
富や権力の象徴として
和洋並列型の洋館建築が数多く建てられた。

そして、すさまじく数多くの明治建築が破壊され消えていった。

201412084184.jpg心ある建築家は、明治建築を保存して、
博物館として活用する構想を打ち立てた。

東海道新幹線開業、東京オリンピック、
名神高速道路開通、と時を同じくして
明治村が誕生した。

現在明治村に保存されている建物のほとんどが、
国から破壊宣告を受けたものばかりだ。

取り壊しの最中だったものもあるらしい。
とりあえず解体して運び出すことから始めた。

201412084189.jpg価値はあるけれど、
けっしていい状態ではない。

意匠や素材、職人技術を変えずに
残していくことは困難な事業だ。

愛情、情熱がないとできない。

今年愛知県庁舎と名古屋市庁舎が
重要文化財になったり、

富岡製紙場が国宝、
そして世界遺産に登録されたり、

国内の登録文化財が1万件を超え、
社寺仏閣だけでなく民家に至るまで、

文化財として残そうという機運が
日本にもようやく芽生えてきたようだ。

201412084239.jpg初雪の明治村は冷え込んで、
明治浪漫に浸るどころではなかったけれど、

修繕、修理の探究は
僕の心を熱くした。





司建築工房

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 大地の樹木 本物の素材 火のある生活

posted by Koji at 23:14 | TrackBack(0) | 日々の仕事
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