2015年09月29日

榑葺き民家

これから別荘建築の設計をするため
今日は敷地調査に出掛けた。

廻りの状況を見て早速設計業務に取り掛かる。

1445262319.jpg帰り道、僕の好きな
榑(くれ)葺きの民家を見付けた。

製材工具のない時代に手で裂いて板にして、
重ねて、石を置いている。


板は水に強い栗が使われていて、
古い榑は焚きものにして
無駄なく消費される。

石川県我谷村(わがたむら)に伝わる、
この屋根葺き用の栗のヘギ板の木っ端を
ノミで刳り貫いた我谷盆がある。

江戸時代から明治末期まで農閑期に
民衆によって作られた素朴な生活の器だ。

欧米で板を重ねた外壁は見たことがあるけれど、
こんな素朴な屋根は愛おしすぎる。

壁から屋根まですべて木の建物は
自然の風景に溶け込んでいた。

数少ない榑葺き、、、
段々鈑金の屋根に替えられていく中で
貴重な景観として残したい文化遺産なのでした。


司建築工房

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 大地の樹木 本物の素材 火のある生活


posted by Koji at 22:39 | TrackBack(0) | 日々の仕事
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