2015年10月21日

鉄とガラスの摩天楼

再びNYへ帰ってきた。

ミース設計、1958年竣工のシーグラムビル。

1445363077.jpg斜線制限を逃れて
シンプルなガラスの箱のビルにするため、

通りから大きくセットバックしていて、
通り側は水面のある広いプラザになっている。

ヨーロッパの広場の景観や
ルネサンス期以降の街造りの手法と同じで、

建築を正面から引いて鑑賞できるように配置している。

防火性能の規制の中、本来の構造材は隠すものの
H鋼の縦のラインとブロンズの横のラインで、
構造材を剥き出したように見せるデザイン。

カーテンやブラインドを使用しない徹底ぶりで、
夜になると窓から透過する室内照明によって
建築が行燈のように美しい夜景を見せてくれる。

ミースの規則正しいモダニズムを貫いた超高層ビルは、
端整で美しく景観に対する配慮があるのでした。

1445363147.jpgこのビルの中に
フォーシーズンズレストランが入っている。

紅葉した木が飾られていて、
秋を表現されていた。

マークロスコはこのお店のための
壁画を制作したけれど、相応しくなく断念した。

僕はロスコの抽象画が好きで、
MoMAのショップで本を見付けた。

1445365079.jpg話のネタは尽きないけれど、
NYには写真に収めることをあきらめるほどの

芸術的なレリーフや
デザインが溢れていた。

日本に戻って、今回感じ取った刺激を
今後の建築道に生かしたいと思う。

帰国の前晩は嬉しい交流もあり、
NYで頂く友人の作ってくれたおでんは
身体に染み入った。


司建築工房

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 大地の樹木 本物の素材 火のある生活

posted by Koji at 03:02 | TrackBack(0) | 建築ツアー
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