2016年03月06日

六角形プラン

本物のクオリティーを持った家に住めるように
力を尽くすことほど面白くて意義のある仕事はない。

目と肌を通して、人の心を揺り動かす建築を作る。

今、あるプロジェクトの実施設計を日々手がけているんだけど、

スケール感や素材の感触を想像して、
工事のしやすさを追求しながらおさまりを考えて、
自分の手で作っていく感覚で設計をしている。

考えながら修正を繰り返して、瞬間的に生成されていく。

まるでモーツァルトの即興音楽のように
繊細な感性で他の奏者を注意深く聴き、
瞬間的に反応し合う感じと似ているかもしれない。

住まいの本質は内部空間にあり、その核心は平面構成にある。
平面図自体が絵画作品にもなりうる。

今回は六角形プランなんだけど、

自然界で六角形と云えば、亀の甲羅、雪の結晶、
なかでもミツバチの巣だろう。

美しいハニカム構造は今や建築材料や
航空宇宙産業にも応用されている。

ミツバチは優れた数学者であり、建築デザイナーでもある。

彼らは完璧な角度を測るだけでなく、
地球が丸いことも認識しているらしい。

人のためでも六角形の空間は、
四角形よりも優しく包まれている感覚で、
人間の動きによく馴染みフレキシブルだ。

異国での山に囲まれた環境に相応しい
有機的な建築を建てる喜びを味わいながら、
完成の現場を想像する。

寝室、書斎、浴室から望む山の景色。
暖炉を囲む寛いだリビング。

高低差のある敷地によって、
階段を下りると違った景色に親近感を覚える。。。

宮城谷昌光さんの言葉。
「私はわずかでもいいから成長したい。
昨日よりも今日の方が良いものを書きたい。

言葉が人の心を打ち、人の助けになるというのは、
書く人のそういう部分がひとつひとつ
言葉に反映してくるからではないかと思うのです。」

日々の積み重ねの成長の先に
クライアントのための生命力のある建築が生まれる。

決して終わることのない生成の過程をもう少し楽しみます。


司建築工房

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 大地の樹木 本物の素材 火のある生活




posted by Koji at 15:41 | TrackBack(0) | 日々の仕事
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