2016年11月11日

感動の無伴奏チェロ

初めてアリサ・ワイラースタインの
無伴奏チェロリサイタルに足を運んだけれど、
感動がいつまでも続いている。

前から4列目の席で、
最初の美しい生の音色を直接身体に浴びて、
たちまち演奏に引き込まれてしまった。

超絶技巧もさることながら、
基本の音自体が美しい。

使用楽器はドメニコ・モンタニャーナとのことだけど、
熟練したボーイングの技術あっての音色だ。

終始涙が出そうな感動で、
演奏者の発するエネルギーだろうか、

20世紀の作曲家の作品では
チェロで表現できる最大限の魅力的な世界を堪能して、

バッハも情熱的かつ内省的に
チェロと一体化した音楽が会場に紬ぎ出されて、

素敵なひと時を魂に刻みました。

音楽を通して人は人のための
特別な時間と空間を作り出す。

銃弾の飛び交う中で最後まで演奏活動をやめず、
ファシズムに抵抗し続けたパウ・カザルスが思い浮かんだ。

13歳のカザルスは埃にまみれた
バッハの無伴奏チェロ組曲の楽譜を古書店で見つける。

彼は奏法を改革し、チェロを歌う楽器にした。

1479208690.jpgアンコールは2曲
バッハを聴かせてくれた。

バッハの音楽は時間と空間を超える。

チェロ1本での
深く豊かな表現力。


感動を与える音楽は、観客に訴えかける
人間力なんだと思う。

演奏終焉後のサイン会での
自分の順番の間、

僕は英語で感動を伝え続けた。


司建築工房

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posted by Koji at 22:45 | TrackBack(0) | 音楽
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