2017年06月29日

リフォームはイタリアの広場

同じ愛知県民、将棋の藤井くんの活躍を嬉しく見守りつつ、

6月からマンションリフォームが始まりました。
ほぼ毎日職人さんと現場で過ごしております。

完成のイメージを職人さんに直接現場でお伝えした方が
間違いがないし、僕が現場にいると、

配線の出し位置から実材料での組み方、原寸での納まり決定等、
職人さんが悩むことなく仕事に集中できる。

自分も現場を見て決定するのだから、迷いがない。

tucasa_ 054_R.JPG空間の改造は、壁を取り払うことで
すでに劇的に景色が変わった。

今回は最上階の角部屋で、
外周部と隣との界壁だけでなく、
天井部にも電磁波防止対策を施した。

それを覆う仕上げは何を選択するか。

tucasa_ 080_R.JPGリフォームなので、既存の下地の状況、
どういう方法で施工すると剥がれず(安全に)
綺麗に仕上がるか、

出来れば手間を掛け過ぎず(安価に)
行うかは毎回作戦検討ですが、
今回はラワンベニア。

きっちり際を合わせていく作業は手間が掛かるけれど、
さすが大工さんです。

tucasa_ 099_R.JPG今回の現場を初めて下見した時、
イタリアの広場にしようと直感して、

天井の高低差で空間に深みを増し、
いくつかの立体造形を混在させて、

床、壁、天井、それぞれの素材と色で
調和を与えようと思っている。

建物の高さを揃え、
ヴァリエーションのあるファサードに統一性を与え、

柱廊などによって外部空間に連続性を与える
イタリアの広場。

リビングの中に浴槽とシャワーがある空間を
構築しているのだけれど、リビングを中心として、

キッチンと浴槽とベッドがそれぞれ、収納機能を持った
モニュメンタルなTVを囲む形になっている。

キッチンに立った景色、シャワー室に入る景色、
浴槽に浸かった景色、ベッドからの景色、
正面性と軸線が少なからず存在する。

tucasa_ 145_R.JPGさて、現場に浴槽を運び込んで設置し、配管をした。
今回はエレベーターに載せて搬入できるもので作る。

ここでも完成の床、壁のイメージ、設計寸法、
シャワーの位置出し等指示をする。

床の排水配管はいつも元の管底が決まっていて
余裕がないので水道屋さんの悩みどころ。

tucasa_ 143_R.JPG臭いが上がるのを避ける
排水トラップの取付けがいつも悩ましい。

すべての建築でそうですが、
配管の不具合、
部品の不良などによる水漏れが

マンションではお施主さん並びに下階の方に
大変なご迷惑を蒙るので、

造成前に試運転と排水を繰り返し、念には念を入れる。
排水が逆流せずスムーズに流れるか、
実際排水の配管経路をやり直した。

ちなみに浴槽を囲むエプロン部分は和紙アクリルの光壁にして、
和紙アクリルを外せば内部照明の交換、
水道配管の点検ができるように計画している。

今日家具の詳細図を描いた。
材料手配、職人の段取り、現場の日々はまだまだ続く。


司建築工房

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 大地の樹木 本物の素材 火のある生活



posted by Koji at 15:51 | TrackBack(0) | 現場
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