2017年10月02日

チョイ住み in Rome 2

イタリアは世界遺産の宝庫、その60%はローマにあるという。

古いものを壊さず、残しさえすれば、
それが観光資源となり、文化価値となり、経済価値になることに
イタリアの自治都市国家の人々は早くから気づいた。

tucasa_rome_ 188_R.JPG保存修復の起源はルネサンスだけれど、
ミケランジェロがディオクレティアヌス帝の
浴場跡の大浴場部分を

S・M・デッリ・アンジェリ教会に
レスタウロした例など
古代ローマの建築を規範とした。

ルネサンスはメディチ家をパトロンとしてフィレンツェで展開されたけれど、
後期は教皇をパトロンとしてローマで展開された。

ローマの街は、古代ローマからロマネスク、ゴシック、ルネサンス、バロック
と目にする景色は飽きることがなく、

今回歴史的市街地にチョイ住みして、
深夜や早朝までよく歩いた。

tucasa_rome_ 155_R.JPG毎朝カンポ・デ・フィオーリ広場の朝市で
果物、野菜、生ハムを買って、

バターをはじめ乳製品も新鮮で
美味しく、しかも安い。

中世の街並みは、道がまっすぐではなく幅も色々で、
ふと色んな形の広場に出て、

街中に噴水がたくさんあって、
古代ローマの遺跡が目の前に現れる。

ローマは元々沼地で、水は確保できたんだけど、
人口の増加と市民に良質な水を供給するために
何十キロも先から11本の水道を引っ張った。

そのうちの1本ヴィルゴ水道が、アックア・ヴェルジネ水道として
引き継ぎ、紀元前からの水を今だに供給している。

街路にふと現れる水飲み場からは、カルキの入っていない良質な水が、
24時間、365日噴出し続けている。

ローマ帝国時代に築いた水道橋はフランスやスペイン、
トルコなどに及び、ヨーロッパの主要都市や街道も
紀元前のローマ人が築いたものが基礎になっている。

現代に受け継がれる悠久の歴史を感じる街歩きは格別だ。

tucasa_rome_ 3303_R.JPG様々な広場や噴水は市民の憩いの場となり、
ボルゲーゼ公園などの広大な緑地もあり、

街中に心地よい居場所が
たくさん作ってある。


建物の外壁は限られた素材で統一感があって、
何より標識や看板の素材や材質まで建物と調和しているのだ。

つづく。


司建築工房

♪・・・・・・・・・・・・・・・・・・♪
 大地の樹木 本物の素材 火のある生活

posted by Koji at 20:48 | TrackBack(0) | 建築ツアー
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/181181741

この記事へのトラックバック