2017年10月03日

チョイ住み in Rome 3

景観規制は、建物だけでなく、看板、広告物、店舗デザインにまで及ぶ。
建物の外観を維持するだけでなく、むしろ標識や広告物に
調和を与えるデザイン手法が、ローマの都市景観を形成している。

ジェントリフィケーションが起き、
歴史的市街地にはかなりの高額所得者しか住んでない
格差社会も垣間見えたりするけれど、

tucasa_rome_ 142_R.JPG先人たちが築いた玄武岩の石畳にしても、
現在の市民の方々の街の美観を
保存したいという尊い意思によって、

我々はかけがえのない文化遺産を
享受させてもらえるのだ。

コロッセオはローマの貴重な遺産であるという市民の声が高まり、
19年間に渡って大規模な修復工事が行われたんだけど、
その費用は民間の銀行が負担している。

tucasa_rome_ 3119_R.JPGその他数々の文化遺産や美術品の修復費用は、
実は民間企業の寄付金で賄われている。

利益の半分は地元に戻すという企業倫理が、
イタリア文化の奥深さかもしれない。

ある夜の歩き疲れて、たまたま入った
壁がワインで埋め尽くされた
クチーナはいい思い出だ。

店長含め3人の男性給仕は、
ゴッドファーザーの世界を彷彿とさせる出で立ちで、

常連客や東欧の富豪風グループ、
旦那がスパイかもしれない風ロシア人家族の中、

プロフェッショナルな身のこなしは
まるでオペラの舞台のようだった。

僕らの野菜が食べたいという要望に
炒め物、蒸し物の野菜を松の板に載せて出してくれて、

お薦めのトスカーナのTボーンステーキを頬張ったら
旨い!目がランランとエネルギーが湧いてきた。

tucasa_rome_ 3414_R.JPG店長からのおごりですというアマーロは、
これ絶対マフィアしか手に入らない、

市場には出廻らない酒だろうと
想像してしまうくらい美味しかった。

ティラミスも絶品で
カプチーノには心温まるメッセージ。

ミケランジェロやベルニーニ、カラヴァッジョなどの
芸術作品も感動的だったけれど、
話題は尽きないのでまたの機会に。


司建築工房

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 大地の樹木 本物の素材 火のある生活

posted by Koji at 22:36 | TrackBack(0) | 建築ツアー
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