2018年06月12日

季節の移り変わりを楽しむ

紫陽花の美しい季節。

tucasa_8560_R.JPGお庭には平家物語の儚さを象徴する
沙羅双樹の白い可憐な花が、
季節感に相応しい夏着物の透けを表現している。

季節の変わり目は、体調の変わり目でもあるけれど、
月に一度のお茶事には、
単衣着物に羅帯とパナマ草履で出掛けた。

お茶席のお床は「清流間断無」のお掛け軸に
紙釜敷とお香合も清流。

低い立ちの風炉先屏風に割蓋の平水指。

この時期だけのお道具立て、
織部の馬盥(まだらい)茶碗と
紫陽花を想わせる薄紫色の平茶碗での

初夏の一服をゆったり噛み締め、
良き季節感を堪能させて頂いた。

大変貴重な赤織部と練込織部のお茶碗、
お菓子器の拝見も許されたのだけれど、

とりわけ亭主のお心尽くしが何よりのおもてなしと感じ入り、
感謝に堪えなかった。

今からパッキングして明日パリに出掛ける。
パリは長い冬の厳しさを脱して、
束の間の夏の歓びを謳歌してるだろうか。

ケルト系パリシイ族から始まり、
民族の大移動による歴史と文化の重層性が
ロマネスクとゴシックを生み出した。

今設計している建築は、洗練と土着的、上品で荒削り。

今回は、演奏にも共通する
良い意味で脱力したフランス人の感性にも触れると思う。

せっかくパリまで行くのだから、
南仏のプロヴァンスと北イタリアのヴェネトにも
足を運んで建築詣でをしたいと思っている。

日本とは違った文化の重層性の空の下で、
音楽を見るように、様々な空間変移を聴く建築を考えたいと思う。

司建築工房

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 大地の樹木 本物の素材 火のある生活


posted by Koji at 20:03 | TrackBack(0) | お茶
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