2018年12月31日

レディース鍼灸院のレスタウロ 3

tucasa_gou_2093_R.JPGあっという間に冬至を駆け抜け、
平成最後の大晦日は、
煤払いで新たな年を迎える準備だ。

朱漆の掛花入れに、庭で調達した花々や
わずかに残ったハナミズキの紅葉を活けて
冬の季節感を楽しんできた。

tucasa_gou_1926_R.JPGさて現場では、
ほぼ一年前の自分の思考が
実際の形となって姿を現した。

土間に描いた幾何学模様に石を象り、
赤土で彩色した床の質感がいい。

古来から朱は、朱漆や毛氈など、
生命力と魔除けの効果があると信じられてきた。

19世紀終わりから
印象派という市民芸術が生まれて以来、

職能的な技巧を破壊して、
新しい色彩理論や造形理念の抽象画が築かれた。

tucasa_gou_2037_R.JPG子供は本能的に感動を
記憶のままに描き出すけれど、

誰もが制作できる遊戯的な要素があり、
大人の僕もしばしイメージの世界に遊んで、

現れた4種類の木を刳り貫いた幾何学模様は、
深い魂の風景かも知れない。

これまでの人生の中で、
限られた機会に出会えた国内外の美しいものが、
深く自分の魂に突き刺さっている。

tucasa_gou_1931_R.JPGそれは、画像で残したものではなく、
ましてや永遠に所有できるわけもない美しいもの。

所有を断念することによって、
所有の意味を知り、
不滅の所有に向かう。

袋小路と云われた日本文化も
ようやく異文化の刺激を受け、

tucasa_gou_1949_R.JPG海外とも文化の交換が行われて、
近代文化の世界共通性は、
地球全体に及んでいる。

線と色彩による幾何学の構成美は、
今や国境を越えた世界共通語だ。

これからも立体感のある
命の籠ったものを作っていきたい。

1月14日のオープンまで鍼灸院として
患者様をお迎えする準備に余念がない。

平成が思い出となる来たるべき年が
皆様にとって良き年になりますように。


司建築工房

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 大地の樹木 本物の素材 火のある生活



posted by Koji at 22:18 | TrackBack(0) | 現場
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