2019年01月20日

レディース鍼灸さいとう オープン

新たな時代の元年が明け、季節は大寒。

最も雑菌の少ないこの時期に
文化財の修復に使う古糊の寒糊炊きを行うという。

tucasa_ladiesshinkyu_2163_R.JPG昨年1月の構想から丸一年、
院長先生と手作りで改造してきた
鍼灸院がオープンした。

人の手の温もりを感じる、
院長先生はじめスタッフの方々の成果がここにある。

古代ローマの遺跡とは言わないまでも
絵画のように後世まで残ってほしいと
勝手な思いが芽生えてくる。

世間は益々手間を減らして、
同時に楽しみも減らしてしまっているけれど、

人は労力を注ぐほど、それを愛して大切にするものだ。
一貫した言葉と文法で練り上げたアイデアさえも愛着がある。

tucasa_ladiesshinkyu_3051_R.JPG身体を整え、癒される場所としての
鍼灸院に必要な環境は、
人の動きに馴染む造形と素材の感触。

訪れる子供たちに
本物の感受性が養われるような雰囲気を
作ってあげたい。

自分の中に湧き起こった感動の芽を
開花させるのが建築だけれど、

アイデアが火山のように燃焼してくる、
そのエネルギーの質に人は感動するのかもしれない。

誠実に従えば、必ず誠実への報いが建築に現れる。

建築は人格そのものだから、一生の修行でもある。
長く続けることを日々学び続けていきたいと思う。

tucasa_ladiesshinkyu_3071_R.JPG生まれたばかりの鍼灸院は、
これから多くの人々に愛され育まれ、
生成していく生命力を湛えていってほしい。

オープンの前日、スタッフの方々の準備の中、
写真撮影に伺った。

ベットとカーテンが設えられ、
鍼灸院としての原理が備わっていた。

あたかもヴェネチアの街をゴンドラの水上から眺めて、
詩情溢れる新たな風景を発見したかのように。

ホームページに掲載した画像とともに
お施主様に感謝を込めて。


司建築工房

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 大地の樹木 本物の素材 火のある生活


posted by Koji at 22:27 | TrackBack(0) | 現場
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