2019年08月24日

現場は生成と永遠の世界

現場が完成した今日、つくつく法師が鳴き出した。

今日吹いた爽やかな風は、仕上げ工程で駆け抜けた
猛暑の日々が遠い昔のようだ。

過ぎた現場での想い出は、ほろ苦さを伴いながら蘇る
青春を振り返るかのような懐かしさを覚える。

生というものも、一日の終わりに振り返る
懐かしさなのかもしれない。

tucasa_casa anima_3138_R.JPG今年の夏も現場でよく汗を流した。

シャツを色濃く染めて、仕事を誠実にこなす
職人さんたちの姿に頭が下がる。

掃除屋さんに至っては、二日間に亘って
元からの汚れまでも綺麗にして、
施主を喜ばせてくれた。

tucasa_casa anima_3150_R.JPG新しく生まれ変わった間取りも空間も
創作の過程の人為的な刻印を拭い去って、

既存の事物と昔から
共存してきたかのような自然に帰る。

建築の形態を変容させた彫刻的な立体感が、
動的でしなやかにカデンツァを奏で、

四声のフーガとなって昂まる
バロックのように思えた。

この立体的なデザインは、
仕上げ工程の職人達の心にも響いたのだけれど、

ヴァイオリンのレッスンに通うお子達をも、
今回の現場用のモックアップを見て、
興味を惹いて反応してくれたことを聞き、

子供の素直な感性にも響くものだと
新しい発見があった。

もっとも自分自身がお子達に負けないくらい感動したのだから。

司建築工房

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 大地の樹木 本物の素材 火のある生活






posted by Koji at 22:12 | TrackBack(0) | 現場
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