2010年12月10日

ユリアンナ・アヴデーエワ

5025519.jpg衣装はショパンコンクールの時と一緒で、
宝塚の男役のような黒のパンツスーツ。

女性ピアニストお決まりの
ドレスではない衣装がカッコイイ。


今回はもちろん1次予選から3時予選までの
ソロの曲ばかりを演奏してくれたんだけど、

今回日本のピアノでショパンコンクール初優勝の
ヤマハのコンサートグランドCFXではなかったのは残念だった。

一番残念だったのは、会場が響かなかったことだ。
1階の中央の座席だったけど音が漂わない。

ffの速いパッセージの盛り上がりで
籠らないけど、音のボリュームが出ない。

ピラミット型の天井が
高音域の音の方向性を上に向かわせて、

低音域はスコーカーのように
音圧が減衰しているのだろうか。

ユリアンナさんの素晴らしいところは、
ショパンの魅力を引き出す構成力だと思うんだけど、

特にスケールの大きい物語性のある大曲は見事だ。

一気に何オクターブも駆けおりたり、駈け上がったり、
音の跳躍、強弱やテンポルバートと

オペラ歌手のように音を繋いで歌い、
寄せては返す感情の揺れを表現して、

変奏で主題をいろんな語り口に発展させる
ショパンの旋律、作曲手法は心に沁みる。

8035011.jpgその曲の解釈と
ポリフォニックな遠近感と立体感、

多彩な表現を織り交ぜての
コントラストとバランス感覚。

それを表現するだけの
確かな技術に感心する。

アンコールはワルツop.34-1、
マズルカop.67-4、
英雄ポロネーズでした。


司建築工房

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 大地の樹木 本物の素材 火のある生活
posted by Koji at 20:35 | TrackBack(0) | 音楽
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