2017年04月15日

イロハモミジとの旅

アトリエの窓からは桜が輝き、鳥が歌う。
庭の木々の枝には芽吹いた若葉が萌える春。

houshun 037_R.JPGこれからある芸術家の
アトリエ兼自宅の設計を控えていて、

ナタリーデセイのリサイタルのため
上京する機会に
葉山の山口蓬春画室を訪ねた。

僕が勝手に師と仰ぐ吉田五十八の1954年の建築なんだけど、
長い年月の間に手が加えられていたのを
つい最近、原設計に復元する改修が行われた。

1940年祖師ヶ谷に建てられた旧山口蓬春邸は、
作品集を眺めるだけで、残念ながらもう現存していない。

houshun 153_R.JPG常に新しい時代の表現を求めた
同窓生の蓬春との建築は、
さぞ楽しく仕事をされたのではと想像する。

筆洗場や隠し戸棚、ガラスの飾り戸棚、書庫など
徹底した緻密さで構築した機能性と

建築美学を表現した画室は、
庭のいろはもみじの緑で照らされていた。

建築は元の場所でのみ正しく鑑賞され、
空間体験を通してのみ正しく建築家の意図を汲み取ることができる。

houshun 142_R.JPG花々が咲き匂う葉山のお庭では、
いろはもみじの花が咲き、

翼の種が風に運ばれ、
春に芽吹いた葉っぱが
地面に顔を出している。

僕は以前よりアトリエの庭にもみじが欲しいと思っていた。
それも小ぶりな葉っぱのいろはもみじが好きなのだ。

庭を管理されている葉山のおばさまが
「お持ちになる?」と。

houshun 145_R.JPG根付かせるにはもう少し
根が張ったものがいいからと

運良く?草取りされずに残った、おそらく
発芽して3・4年目の若木を頂いたのでした。

思いがけず縁あって旅のお供が増えた。
とりあえず根っこをティッシュで包んで、細長い葉っぱで縛って。

磯の香りの風が心地よいバスに揺られて
軒先に吊るされたワカメと満開の桜を見送った。

houshun 173_R.JPG銀座並木通りのサンモトヤマを訪れるため
銀座風月堂でお茶をしていると

入口でお持ち帰り用のお菓子を
販売されている店員さんが、

お店で使っているというプリンのカップと
手提げ袋を持って来て下さった!

感動してしまいました。

接客マニュアルがあるわけはなく、
カバンから顔を出したもみじを見られてのこの心配りは、
海外から評価されるまさに日本のおもてなしでした。

お蔭でお水を常に浸すことができるようになった。

「またお越しください」と笑顔でお見送り下さったのでした。

司建築工房

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2014年09月01日

2回目の大峯山修行

8月の締めは昨年に引き続いて大峯山修行でした。

201408313276.jpg靴の裏が滑る岩場を登ったり渡ったり。
スベって手を離したら。。。ただではすまない。

毎年2人くらい
ヘリコプターで搬送される方がいるという話は
嘘ではないらしい。

普段、怖くて足がすくむ経験なんて、
なかなか出来ない。

ビビっても進んで行く先に充実感がある。。。
人生そのものだ。

でもそこには先達のお導きを素直に聞いて
実行する事が肝心だ。

201408313275.jpgこの大峯山は今回2回目なんだけど、
山自体が特別な磁気エネルギーに満ちている!

帰ると自分ではないような
神がかったエネルギーを実感する!

巨大な断層が隆起してできた山には
そうした神聖なパワーが宿るのだろうか。

直前から夏風邪をひいてたんだけど、
ウイルスに負けずに出掛けて本当に良かった。

「懺愧(ざんぎ)懺悔(ざんげ)六根清浄(ろっこんしょうじょう)」

最高にホットなアミューズメントパークでの一日に感謝。


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2011年12月10日

西宮→天橋立へ

見学のチャンスは続くものでして、
今回は永田先生の建物探訪と和紙クリエイターの別荘にお泊りです。

111208_1028~001.jpg西宮の家は雑誌では見ていましたが、
実際訪れると、何十倍も勉強になります。

開口部下の吹出し口や
天井高の変化する建具のディテール、

いろんな発見がありました。

永田先生の住宅は好きだなーっていう自分がいます(^-^)y


PC089126.JPGさて一度京都へ出てから「はしだて」で天橋立へ。
車窓から東山魁夷の絵画のような
山の景色を眺めながら。

天橋立の夜はお店も閉まってて、
コンビニも見当たらないところで

日本海に寄りそう別荘に籠りっきりの
長き夜でございます。

PC089121.JPG独創的な和紙をバックライトで透かした
浴室やリビング、ダイニングの
非日常空間を楽しんで、

TV出演された番組のDVDを拝見して
芸術家の心意気を勉強させて頂きました。

111209_1348~002.jpg翌日はパワースポットの元伊勢にお参りして、
桃の実を授かってきたのでした。

天橋立を眺めながら汽船に乗ったら
カモメがずっとついてきてくれたんです。



PC099205.JPG京都に戻って、嵐山花灯路が開催初日で、
ライトアップされた竹林の小路をぶらっと。

一枚の日本画のような
竹林から覗く満月がいいんです。

PC099237.JPGひさかたの 雲ゐをはらふ木枯しに 
うたてもすめる 夜はの月かな

お後がよろしいようで。


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2011年02月18日

京の冬の旅1

今、大河ドラマ「江〜姫たちの戦国」にちなんだ寺院の
非公開文化財が特別公開されてるんです。

P2165289.JPGまずは養源院から。

ここは淀殿(茶々)が父浅井長政を弔うために
秀頼を産んで秀吉がご機嫌の時に
頼み込んで建立した。

しかもここは平安時代の後白河天皇の住まいだった一等地です。
長政の21回忌、養源院は長政の戒名です。

しだれ桜が満開になったら素敵でしょう。

P2165285.JPG一族が生き延びていくために惨い政策を
余儀なくされた戦国時代の人間模様は
歴史の醍醐味なんだけど、

淀殿にしてみれば、
父を信長軍の秀吉に滅ぼされ、
10歳の兄万福丸を秀吉に殺され、

母(お市)も柴田勝家と共に秀吉に滅ぼされ、
そんな憎い相手の側室となるのですが、

淀殿も母お市さんのため、浅井の血を絶やさないために
秀吉にしたたかにすがるしかなかった。

P2165281.JPG本堂の真向かいに母お市さんの供養塔を建てて、
真ん中に風穴の空いたデザインは

浅井家と織田家の狭間で苦労したことと
直接殺めた秀吉のことを
水に流したいという表現なのだとか。

開山は比叡山の僧、成伯法印(信長のいとこ)で
信長の比叡山焼き討ちの際、たまたま奥州に行っていたため
生き延びた方です。

本堂には俵屋宗達の襖絵「松図」。

金箔地に岩絵の具で描かれた老松の枝ぶりは
苦労を重ねて歩んだ武将たちの人生を称えるかのごとく立派で

美術館のガラス越しではなくて
部屋の襖として自然光で眺めるんですから格別です!

俵屋宗達の杉戸絵「唐獅子図」「波と麒麟図」「白象図」。

非業の死を遂げた武士たちの霊を慰めるために
極楽に運んでくれる動物たちをコミカルに描いています。

伊藤若冲よりも前にこんな斬新な表現をしていたとは。
これ宗達?って感じです。

狩野山楽の襖絵「牡丹図」はもう少し近くで見たかった。

廊下の血天井は家康の家臣・鳥居元忠が伏見城を死守し
最後に自刃した生々しい血痕の付いた廊下の床板です。

元忠はわずか1800名で伏見城の留守をするという
完全に死を覚悟して囮(おとり)を買って出た。

石田三成軍率いる4万の兵に囲まれながらも、
12日間勇敢に耐えたことが

家康軍の関ヶ原の戦いの勝利に大きく繋がりました。

家康はこの働きのおかげで天下を取れたと
遺族に感謝状を書いたらしい。

今の養源院は一度焼失の後、徳川秀忠に嫁いだ
お江さん(崇源院)が秀忠に頼んで再建したもので、

伏見城の血痕の付いた床板を
功績を称えて天井として用いました。

そもそもお江と秀忠の祝言(しゅうげん)は
秀吉と淀殿の媒酌で伏見城で挙げているので

お二人にとって想い出の城なのです。

お江は大阪城落城の1年後、
淀殿のためにここで豊臣の法要を行っています。

外に出ると運よく、副住職の方にお会いできて
いろんな貴重なお話が聞けたのでした。

お墓にお供えしてある菊の花びらをヒヨドリが食べに来て
丸坊主にするので、こうして換えてるんです、と。

P2165280.JPGお江さんの大きな供養塔は秀忠との間にできた
五女の和子(まさこ)(唯一朝廷に嫁いだ東福門院)

がお江七回忌の時に建立したもの。

四方に梵字が刻まれていて、東(近江)は浅井。
南(伏見・大阪)は豊臣。
北(御所)は皇室。
西(正面)は徳川。

以来、徳川家の菩提寺として守っていく。

苦労した東福門院の天下太平の願いが込められていて、

お江と秀忠のお位牌には菊(皇室)葵(徳川)桐(豊臣)
の家紋が刻まれています。

歴史路線のブログになってしまった!?
つづく・・・かもしれない。


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2010年10月27日

香港・上海・蘇州へ

今回は恩師のパーティに出席するため香港へ。

PA233281.JPG
上海・蘇州も廻ろうと
団体ツアーで強行スケジュールの旅でした。

マスコミの影響でしょうか、
中国に行って来ると云うと、
皆に大丈夫?と云われましたが、

全然!日中友好をして参りました。

PA233314.JPG香港に着いたら、
九龍から見る夕陽の香港島。
夜はビクトリアピークへ100万ドルの夜景!

わずかな自由行動は
一人で地下鉄に乗って、
I・M・ペイの中国銀行タワーへ。

PA243430.JPG超高層ビルの現場でも足場は
竹で組む香港です。

どんなふうに縛ってるのだろうと
そんなことばかりに興味がある僕です。

夜、大学時代の友人と香港で再会!
明日の集合時間が早朝の5時!?

それなら買い出しして朝までホテルで飲もうと
昔話に盛り上がって、

話題の人物に日本時間の早朝4時に電話して、
普通に電話に出るからスゴイ!

PA253565.JPG寝ずに上海に飛んで、
寒波の上海の街を見学。
昔の居留地の建物がそのまま残っていたり。

夜は黄浦江ナイトクルーズ。
そしてガイドさんお薦めの
上海雑技団のショーを堪能。

PA263647.JPG次の日、蘇州に足を延ばして刺繍見学。

蘇州の白い壁とグレーの屋根。

PA263721.JPGその街並みの色から
導き出された
蘇州博物館の空間を急ぎ足で身体に染み込ませ、

隣接する拙政園では
ドイツ以来の味のある石畳を発見!

仕事の合間を縫ったつかの間の旅でした!


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2010年03月10日

済州島視察旅行

P3050779.JPG今や韓国の国民的アイドルになった
キム・ヨナさんを
済州島のテレビでお見かけしました。

実は北京を一緒に旅したNさんから
お誘いを頂いて、

ちょうど床下を空調スペースにする全館空調システムを
計画していたこともあって、

オンドルの体感もできたらと、お供をすることに。

ソウルでは戦争でほとんど古い建築が壊されてしまって、
オンドルはまず見られないでしょうが、

済州島は戦争の影響を受けることなく、
昔ながらの建築が数多く残されています。

済州島にはNさんの昔からの日本語が話せる友達がいて、
滞在中面倒を見て下さり、コマスムニダ!

P3060825.JPGオンドルの仕組みは床下の石組と
土盛りの傾斜の工夫により

絶妙に上昇気流を起こして、
温かい空気を自然に動かしています。

風の強い済州島では、民家は立ちを低く建てて、
屋根は藁や薄を縄で縛りつけています。

火山島なので石が豊富で、
塀やいたる所に石が使われていますが、

壁は石を積んだものに土を塗って、
内部の壁には和紙を貼って、

冬の寒さを凌ぐため、
部屋は狭く間仕切っているといった感じです。

地元の方が行く食堂ばかり連れて行ってもらいましたが、
(他の日本人観光客を一度も見掛けませんでした・・・)

どこの食堂に行っても床暖房があって、
床に座ってお尻に暑いぐらいの温熱を感じながら
食べるのが当たり前のようです。

お尻に汗をかくのは、あまり快適ではないですね。

もっとも今ではボイラーで給湯配管した
床暖房設備に代わっています。

韓国の台所、済州島では新鮮な海の幸、野菜、果物が豊富で、
グルメの旅でもありました。

鳥羽の海女さんはほとんど済州島の海女さんだとのこと。
おばあさんになっても生涯現役でお元気です。

薬食同源の済州島の食文化に秘密があるのでしょうか。

P3060791.JPG日本の韓国料理屋で食べた
石焼きビビンバよりも美味しく感じて、
黒豚も沖縄のアグーに匹敵する美味さ。

一番のお気に入りは、アワビの肝粥。

内臓がきれいな緑色をしたアワビは海藻を食べているので、
海の栄養素がたっぷり含まれていて、

またそのアワビの多さにビックリ。
マジソヨ〜。

済州島は昔は流刑の島で、身分の高かった優秀な先祖の子孫は
内に誇りを持っていて、働き者で逆境にも強いんだ、と。

P3060817.JPG泥棒、門、乞食がいない平和な済州島で
癒されました。

済州島の木々たち、
松や杉の樹形は日本のものと同じで、
大昔は地続きだったんだ。

朝鮮王朝時代や韓国の文化を垣間見る
「チャングムの誓い」の撮影もここ済州島で行われました。

イ・ヨンエさんと。


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2009年08月11日

天願ケンセイを訪ねて

独立して以来、僕の建築には欠かせない
庭師の天願さんの実家は沖縄で、

彼の父は天願ケンセイというギターリスト。

DSCN5262.JPG今回、天願さんの里帰りに
同行して沖縄へ。

空港には天願さんの弟さんが
出迎えてくれて、
滞在中ずっと車で案内してくれました。

車内はボブ・マーリーるんるん
沖縄で聴くボブ・マーリーは最高。

DSCN5265.JPG沖縄の食事は楽しみのひとつです。

沖縄そばの天然ミネラル豊富な
塩味の汁は格別。

コーレーグースという
島唐辛子の泡盛漬けを
少々ふりかけて頂きました。

中味汁(豚の胃腸を使ったお吸い物)
も生姜を添えて味見させてもらったけど、
美味しかった。
夏バテにいいらしい。

DSCN5316.JPG沖縄の水は石灰質が多く、
体に蓄積されがち。

それを予防するために、
シークワーサーの酸が分解してくれる。

シークワーサーの実がなっているのを見つけました。
やはり地産地消が理に適ってるんだ。

DSCN5363.JPG二日酔いにはさとうきびジュース。

DSCN5271_r1.JPG

市場でも、
沖縄の味を満喫。
島らっきょう、海ぶどう、島バナナ・・・。

DSCN5269.JPG

豚のジェニバーとご対面。
豚の耳皮を茹でたミミガーを試食して、

アグー(沖縄在来種の豚)
のソーセージをお土産に。

なんと言っても、沖縄は豚の消費量が半端ではない。

世界の1位はデンマーク。
2位はドイツ。
3位が日本ではなくて、沖縄。

沖縄という街単位で世界第3位とは驚きだよ。

DSCN5285.JPGアグーとのゴーヤチャンプルに
ラフテー(豚の角煮)。

グルクンの唐揚げも沖縄ならでは。

DSCN5270_r1.JPG
市場で偶然仲間由紀恵に会いました!?

さて実家に向かうまで、ドライブ車(セダン)
車内はザ・バーズるんるん
1960年代のサウンドがこれまた良く似合う。

日本初のファーストフード、A&W。

アメリカ家具ストリート。

そこここの平地に米軍基地があり、
日本の住民は山の斜面に暮らしている。

ナンバープレートにYの文字の車は米軍の車。
ヨコスカのYだとか。

お偉いさんはAやEの文字らしい。

DSCN5274.JPG砂辺地区の米軍住居地区のビーチは
まさにアメリカだ。

サンセットビーチでは
米軍兵やその家族が散歩したり、
海を眺めたり。

DSCN5365.JPG沖縄の建築も見て回りました。
赤い屋根は琉球王朝からの伝統です。

Scan10045.JPGデーゴやガジュマルの
大木を眺め、
首里金城町の
石畳も歩きました。

パイナップルの樹に
そっくりなアダンも
よく見かけます。

DSCN5334.JPG思いがけず、沖縄でブーゲンビリアの花を
見ることができました。

ブーゲンビリアと言えば、
メキシコのルイス・バラガンが
ブーゲンビリアの花の色、
ピンクや紫色を壁の一部に用いたのを思い出します。

さて、実家ではお母さんがさんぴん茶(ジャスミン茶)でお出迎え。
天願ケンセイと念願の初対面でした。

なんと僕のために急遽、
ライブをしてくれることになったんです。

先に準備して出掛けるから後で・・・と。

DSCN5289.JPGそこは打ち寄せる波がガラス越しに見える
ホテルのバー。

ラテン・フラメンコギターのテクニックと
音色が素敵で、
歌も味があってカッコイ。

DSCN5287.JPGリクエストのホテルカルフォルニアも
演奏してくれて感激!

ライブのあと、少し語り合いました。


お酒は飲まないケンセイでしたが、
父の背中というか、家族を養う男の責任、
子供への眼差しを妙に勝手に共感したのでした。

憧れの父親像です。

この夜のライブは忘れえぬ思い出となりました。

いつかケンセイのライブを企画しようと思います。



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2009年02月24日

ロンドン巡礼4

3日目は自由人の血が騒ぎ、朝一単独行動に出た!

ヘルツォーク&ド・ムーロンの出世作でもある
テイトモダンをミレニアムブリッジを渡って見に行った。
DSCN1042.JPG
これはミレニアムプロジェクトの一環で、
レンガ造りの火力発電所を3,750トンの鉄を使って
美術館にリノベーションしたもの。

内部は広大な吹き抜けになっていて、
高さ35mのハイサイドライトから自然光が届く。

テムズ川沿いのベンチに座って、
ラブアクチュアリーではまだ工事途中だった

ノーマン・フォスター設計の30セントメリーアクス(通称ガーキン)も
先細りのユニーク?なデザインの完成形で聳えてました。

帰りは橋の正面にセントポール寺院が見えるように橋を掛けています。
DSCN1048.JPG
アラブの大富豪が買い物に来るという
セレブの百貨店ハロッツで合流。

確かに荘厳な内装で、
トイレもチップを払って使用する。
手を洗うとおしぼりを手渡してくれるのです。


この日の夜はいよいよ、アルセアさん宅でのパーティーにご招待。
玄関で出迎えてくれて、コージ!ラブリーラブリーコーージー!と
豊満な女性に熱いハグで歓迎してもらった!

向こうの方はまずすべての部屋を案内して見せて下さる。

ホームステイのウクライナの女の子ともおしゃべりして。。。
DSCN1070_r1.JPG
この日のためにジャマイカ料理を
すべてお一人で作ってくれて、
ビールに白・赤のワインも美味しい。

最後はレゲーミュージックに合わせて
皆で思い思いのダンスで爆笑、大盛り上がり。

この日のことは一生忘れないだろう。

有難うアルセア。
来年日本に来て、再会できることを楽しみに・・・。

Joeさんも今年日本での再会が実現するかも。

予約お待ちしております。
接待部長兼宿泊係 Kojiより。

このロンドンの旅で友達の輪が広がって、
今後もかけがえのない宝物を共有できることに感謝です。

All You Need Is Love


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2009年02月23日

ロンドン巡礼3

DSCN1019.JPG2日目はVフォーヴェンデッタの爆破シーンの国会議事堂と愛称ビッグベンの時計台から。

元は10世紀の建築で、歴代国王たちの
居城として使われてきた。

その後火事に遭い、
19世紀に今のイギリスを代表するゴシック建築に再建され、

議会の他に、王家に関わる儀式が行われる。
ビクトリア女王専用のエントランスもあるのだ。

地下鉄を降りて階段を上がり地上に出た瞬間に、
荘厳な鐘が鳴って、
歓迎されてるようで感動した。

1時間ごとに大きな鐘が、15分ごとに小さな鐘が響き渡ります。
大晦日にはカウントダウンで花火が打ち上げられるそうです。

ウェストミンスターブリッジからテムズ川を眺め、
ウェストミンスター寺院へ。

11世紀のゴシック建築で、国王の戴冠式が行われる。
DSCN1023_r1.JPG
昔王室の狩猟場だった
セントジェームスパークを散歩して、

現在の王室の住まいである
バッキンガム宮殿へ。

衛兵の交代式がたまたま見ることができた。

その後、地元のクミコさんお勧めのパブで昼食。

お腹が膨れたところで、2階建バスに乗り街を見学。

タワーオブロンドンは11世紀に建られた要塞で、
今は儀礼的な武器や、中世騎士達の武具、歴代王達の王冠、

世界最大の530カラットのダイヤモンドなど
見応えのある品々がたくさんありました。

ここは昔監獄でもあり、処刑も行われたところ。
DSCN1026_r1.JPG
テムズ川には跳ね橋で有名な
タワーブリッジを臨む。
DSCN1030.JPGダイアナ妃が
結婚式を挙げた
セントポール寺院の横を歩いて帰った!?

夕食はスペイン料理。
パエリャにシャングリラ(赤ワインにカットフルーツ)。

イギリス料理というものはないけれど、世界の料理が食べられ、
世界の酒が飲めるロンドンなのでした。

その後も大学時代のメンバーによる時差ボケの飲み会で、
思い出話のネタは尽きることがなく、気がついたらホテルのベットでした。眠い(睡眠)

ピアノソナタ第26番変ホ長調作品81a-3(beethoven)

次のブログに続く。




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2009年02月22日

ロンドン巡礼2

DSCN0966_r1.JPG
・・・大英博物館では世界の3分の2を制した
大英帝国の戦利品の数々。

ロンドンではほとんどの博物館は無料で入れる。

元は盗品ですからね。盗品でお金を取るのは
いかがなものかと、世論の声があるらしい。

素晴らしいのは小学生がたくさんいて、
美術教育を盛んに取り入れているようだ。

小さいうちから本物に触れられるのはいいことだと思う。
日本も真似すべきです。

DSCN0972_r1.JPGロゼッタストーンはナポレオンがエジプト遠征の際に、
ロゼッタで発見されて、その後イギリスがフランスに
勝って持ち運ばれたもの。

それまで謎とされていた
エジプト文明を知るきっかけとなった
歴史的考古学資料です。

アッシリアのレリーフもたくさんあって、
巨大な馬の像は解体して運んで、つなぎ合わせている。

他の国が大きすぎて運搬不可能として諦めたものでも、
大英帝国は何でも運んできた。

ミイラや棺もたくさんあって・・・
エジプトだけで長くなってしまったので、次行きます。

大英博物館はルーブル美術館と同じように
1日かけてもすべては見れません。

夜は友人宅で地元の友人・知人が集まってくれたのでした。

日本から女性陣2人が着物と茶道具を持参してくれてて、お茶会!!

外国の方はジーと作法を食い入るように見つめて、
終わってからビューティフル!精神性を感じる!って
本当に感動していたのが印象的だった。

この日初めて出会ったアルセアが
「コージ!みんなで家においで、ご馳走するから」

と招待してくれたのでした。
(最終日のお楽しみ!!)


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2009年02月20日

ロンドン巡礼1

世の中に嫌気がさしたら、ヒースロー空港へ。
ここには愛の光景がある。

Love actually is all around.

大学時代の懐かしい友人が到着ゲートで迎えてくれて、
DSCN0897.JPG
4日間つきっきりで
ロンドンを案内してくれました。

漬物、梅干し、切干大根を持って行ったら、
大変喜んでくれて、

Joeさんは僕達の訪問のために、
お米や味噌などの食材を調達してくれてて、

毎朝ごはん(イタリア米)と地元のジャガイモとわかめの味噌汁、
ひじきの煮物など和食を振舞ってくれたのでした。

ロンドンで頂いた和食は一生忘れないだろう。

DSCN0908.JPGJoeさん宅のアパートメントは
築150年のビクトリア調に
一部エドワード調が混ざった造りで、

内部はきれいにリフォームされてて、
各部屋はオイルヒーターで暖かく、
天井高が3,150もあってで気持ちいい。

しかも窓の金具等は当時のままで、味があり、最高!

イギリスでは建物はめったに壊さずに、
外壁は足場を掛けて修復して、
内部は何度もリフォームする。
DSCN0922.JPG築150年の赤レンガの高級住宅街が
すぐ裏通りにあって、毎朝散歩した。

煙突から食卓の湯気と暖炉の煙が出てて、
メリーポピンズを思い出したりして。

次回へつづく。

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2009年02月01日

北京巡礼2


・・・あともうひとつ、I・M・ペイの中国銀行本店。

銀行に足を踏み入れると、カウンター越しに行員の方が
いらっしゃいませという日本の銀行の風景は全く見当たりません。

ソフトボールのグランドが入るほどの広さで、
地上12階分くらいの壮大なガラスの吹き抜けのあるアトリウムには
竹の庭やプールがあって、こんな銀行は見たことがありません。

その奥の階段の向こうに業務空間があり、
ペイさん得意の幾何学、円の形で吹き抜けています。

ペイさんの作品には共通して、円が使われています。
ここでも壁に円を穿ってその向こうに竹の縦のラインが見える趣向です。

壁に円を穿つのはドイツ歴史博物館でもありました。

竹は近代建築と相性がいいんです。

そしてガラスを通した光。
床や壁は肌色の色調の石。

ここではローマ産のトラヴァーチンが使われています。
ちなみにルーブルではフランス産のマニドリという
ライムストーンが使われています。

建築の血が騒いで写真を撮っていたら、
警備の方が怖い顔で飛んで来ました。

その人がいないところでどうしても撮りたい部分があったので撮ったら、
今度はきれいな女性の方に優しくダ〜メ!と言われたので止めました。
(写真は秘蔵、未公開)

今回の旅で出会った北京の一般市民の方は皆親切でした。

地下鉄はどこまで行っても2元で、
女性の方はほとんどスッピンで新鮮な感じがしました。

水だけは気をつけて、喉が乾いたら、青島(チンタオ)ビール。
食事はどこも美味しくて、お通じも快調でした。

長くなったので、この辺で。



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2009年01月31日

北京巡礼1

昨年夏、北京オリンピックが開催されました。
谷本選手の2大会連続の金メダルという偉業のおかげで、

桜丘学園主催の祝賀会にアテネ・北京と
お祝いに駆けつけることができたのでした。

金メダルは文鎮のように重かった。
Scan10006.JPG
あのヘルツォーク&ド・ムーロン
設計のオリンピックスタジアム(鳥の巣)
を見て来ましたが、

あの流線形のやわらかいフォルムは
まさに近代の象徴で、
廻りの垂直のビル群の中で異彩を放ってました。

建築というより巨大な器です。

しかしこの有機的な形を現実の構造物に造り上げるのは大変なことです。

鉄骨を鳥の巣のように組み上げる網状の複雑な構造は、
3次元構造系CADソフトにより日本人の建築家が担当されています。

この名作は中国国民で末永くパブリックスペースとして使われ、
残してほしいと思います。

年間のメンテナンス費に7億円かかるそうですから。

このH&deMの作品は他に
東京の南青山のプラダビル(以前のブログ掲載)、
ロンドンのテイトモダンを見ましたが、

まだまだ見たい建築リストがあり、
今後も機会を作って訪れたいと思います。

.JPGせっかく北京に来たら、万里の長城は外せません。

蒙古側は高い壁がそびえ、
中国側は手すり程度の壁。

永遠とキリなくつづく道・・・当時、任務に就くだけでも
日々大変だったろうと思います。

この万里の長城に程近く見たい建築があって、
DSCN1778_r1.JPG
数年前アクオスのTVコマーシャルで、
竹の格子の建築で、
向こうに緑の山の稜線を望む美しい景色。

隈研吾さんにお聞きしたら、
見るためには泊まるしかないとのこと。

運よくほぼ貸切り状態で一泊して見学してきました。

ガラス張りの空間が北京の冬の寒さに空調で
どれだけ補えるか定かではありませんが、
構造と意匠をうまく組み合わせた素敵な建築でした。

次回へ続く。

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2009年01月12日

ブリューワイン

ここ最近豊橋も気温が下がってきて、
今朝朝霜が葉っぱの上で凍ってて美しい景色だったけど、

現場にずっといると温かいものが恋しくなります。
?.JPG
昨年末、ベルリンのクリスマスマーケットで飲んだ
ホットワイン(ブリューワイン)を思い出しました。

日本の甘酒のようなものでしょうか。

氷点下のベルリンではいろんなところで
ブリューワインを頼みました。
DSCN2616.JPG
屋台でのソーセージも外せません。

半分に割ったパンに挟んで
マスタードをかけて食べる、

このドイツのソーセージはやみつきになります。
DSCN2777_r1.JPG
旅の思い出のついでに、
レオンに勧めてもらって美味しかったのが、

トルコのドネルケバブという
羊の肉をスライスしたものと

トマトやキャベツなどの野菜を挟んだ
サンドイッチ風のもので、お薦めの一品です。DSCN2778.JPG


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2009年01月03日

プラハ巡礼

夜明け前、プラハへの列車は1等席で、
ベルリンの友人が手配してくれたのでした。

隣の乗客の声も全く聞こえないし、
他の乗客の姿も全く見えません。
DSCN2886.JPG
列車の旅って本当にいいと思うのは、
思想して、気づきの時間を与えてくれます。

スピードがちょうどいいんでしょうね。

この日、車窓から見た夜明け前の
空の色に感動してしまいました。

紫がかった深い青。ピカソの青の時代や
ベルリンで見たパウル・クレーの青はこの青だと・・・、
日本には全くない色。


青 ― 最初青が使われるのは聖母マリアの衣装ぐらいで、
その後フェルメールが一般庶民の服に青を用います。

18世紀のベルリンがプロシア王国だった頃、
ラピスラズリに代わって偶然できたプルシアンブルーが世界を渡り、

浮世絵の安藤広重が用いて、その浮世絵が
ヨーロッパの印象派の画家に影響を与えました。


夜が明けてくると、車窓は一枚の絵のように、
風景を映し出してくれます。

X.JPGプラハの駅にはカリヨニアの友人と
ポーランド人の彼女が出迎えてくれて、
そのままプラハ観光。

プラハは10世紀の街。
パリは15世紀の街ですが、

なぜヨーロッパの侵略戦争の歴史にあって、
プラハは日本の京都のように残されたのでしょうか。

ここの人たちは、外国から攻めてきても勝とうと思わなかった。
負けましたと降参したらしい。

だから無傷で、負けるが勝ちの21世紀的な政策です。
Ki.JPG
ただそれゆえ、いろんな時代の建築が
混在していて、不協和音というか、

パーツ、パーツは素晴らしい味のある
ディテールで、ロケに多く使われるのも

頷けますが、全体の街並みとなると、
いまいち絵にならない印象を受けました。

イタリアとかの方が、時代が纏まっていて美しい。
i.JPG
でも、夜になると、街のごちゃごちゃが消えて、
ランタンの灯りですごく美しかった!

プラハと言えばモーツァルト。
オペラ「フィガロの結婚」
「プラハ」という題名の交響曲も書いています。

オペラ「ドン・ジョバンニ」や
有名なクラリネット協奏曲も初演はプラハでした。

ほとんど毎日、どこかの教会で、音楽コンサートが開かれていて、
教会での響きを楽しんできたのでした。

外はマイナス8度のプラハで
友人と朝まで飲み明かしてしまいました。
DSCN2994_r1.JPG
なんと言ってもチェコのピルゼンで作られた
ビールが、ピルスナーの起源で、
バドワイザーもチェコ発祥。

ビールの起源はエジプトですが、
私の大好きな白濁のドイツビールの
バイツェンの発祥は、ベルギーです。

プラハではベルギービール。

世界遺産の街、プラハ。
DSCN2986.JPGボヘミアの川よ〜♪モルダウよ♪

プラハではポーランド人の彼女(ピアニスト)のポーランド家庭料理を頂いて、

音楽の話、
特に僕の一番好きなショパンの曲で
共感を育みました!

今回のベルリン・プラハの旅は
東ヨーロッパの哀愁が今でも残っています。

Slavonic Dance Op.72-2

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2009年01月02日

ベルリン巡礼2

今回のベルリンはユダヤ人の歴史に触れた旅にもなりました。

第2次世界大戦のナチスドイツを背景にした映画
「ライフイズビューティフル」「戦場のピアニスト」
「シンドラーのリスト」など悲惨な時代背景を思い描くんだけど、
.JPG
ベルリンの壁を見学して、
貴重な写真が展示してありました。
_E^.JPG





友人のアナはユダヤ人で、お父さんは画家だったんだけど、
ある日突然ナチスがやってきて、画家をやめさせられて、

オランダのアムステルダムで名前を変えて、隠れて生活していたそうです。
まさにアンネ・フランクと同じ。

教会から聞こえるカリヨンの音が唯一の心の慰め。
当時は鐘も武器に変えられ、戦争が終わり、また武器を鐘に再生して・・・、

だからあのカリヨンの音は平和の象徴なんですね。

そんなお父さんの残された絵を見せてもらったけど、
どことなく悲しげ。

_.JPGユダヤ博物館もすごく印象深かったなー。
外観はシルバーメタルの冷たい印象の素材でジグザグ形を呈して、

亀裂が入った、刃物で引き裂かれたかのような開口部のデザインは、
迫害を受けた表現でしょうか。

そして内部は迷路のようで、何気に入っていくと、
出口が見えなくなり、自由を奪われる空間。

ガス室を表現した、3分程度わずかなトップライトのある暗い部屋に
閉じ込められるという趣向の部屋あり。

骸骨を表現した鉄の顔のオブジェが敷き詰めてあり、
その上を歩くという部屋もあり。

ちょっとここは居たたまれなくなって、すぐ離れました。

この博物館には玄関がなくて、
隣のベルリン博物館からの地下通路が入口で、

入場する前に、空港のようにセキュリティーチェックを受けて、
荷物をすべて預けるという入場方法でしたけど、

確かにこの内部空間では、何かあったら大パニックに陥るであろう、
日本の消防法ではまず不可能な建築です。

こんな内部空間を構想し、図面化するには、
大変な建築家としての技量を必要とします。

展示してある写真は、上流家庭を思わせる気品のある人物や
芸術家ばかりで、手紙も大変きれいな筆跡のものばかり。

悲惨な写真はひとつもありません。

この内部空間から、ユダヤ民族はいかに優秀であるか、
ゆえに迫害されたんだというメッセージを感じました。

.JPGこの日の晩は、アナとアンドレアが
手料理をふるまってくれてのディナー。

レオンはずっとコウジのためにと
ギターを弾いてくれたんです。(泣)

それでディナーのあと、
お父さんの天使の絵を飾って
お茶会。

心をこめてお茶を点てて、
絵の前に、アナのお父さんに一服差し上げました。
3.JPG
ユダヤの方との初めてのお茶会でした。

次の日、早朝から列車でプラハへ。
次回ブログにて。

Nocturne No.13 Op.48-1(Chopin)


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2008年12月31日

ベルリン巡礼1

DSCN3043.JPGベルリンとプラハの旅から
帰ってきました。

実は料理の趣味もあって、
こだわりの食材でタレを作るのが
好きなんだけど、
(料理のことは別のブログで・・・)

料理家の辰巳芳子さんの「あなたのために」という料理本の表紙が、
ベルリンにあるバウハウス博物館にある抽象画で、

彼女は「料理は図式化できる、
特にスープはすでに図式化した」とおっしゃった。

今回彼女が見たそのルートヴィッヒ・ヒルシュフェルトマックの
抽象画を実際見て、あーまさに料理そのものだと発見して、感動。

両サイドの黄色、出汁(だし)が料理の決め手というイメージが
この絵から飛び込んできたのです。

僕が尊敬する建築家I・M・ペイは「バウハウス」を
創設したベルリン生まれの建築家グロピウスに学んでいます。

辰巳芳子さん、I・M・ペイ、ルーツはベルリンにあるような気がして、
そんなバウハウスをいつか訪れたいという夢が一つ叶った瞬間でした。

DSCN2549.JPG
ペイのベルリンにある
ドイツ歴史博物館展示ホールも、
当然見たい建築リストの一つ。

パリのルーブル・ガラスのピラミッドと同様、
ガラス越しに17世紀の建築、
旧武器庫(ドイツ歴史博物館)を見るという

近代と中世の対比、

内部も円を代表する幾何学に光をどうからませるか、
広がりをどう表現するか、

北京の中国銀行本店にも見られた手法でやってあり、
まさにペイの建築を満喫できました。

DSCN2784.JPGミース・ファン・デル・ローエの
最晩年の作品、新ナショナルギャラリー。

巨大な鉄とガラスの
シンプルなデザインの1Fは、

ミース独自のユニヴァース・スペースの考えで、

地下が展示室になっていて、
想像を遥かに超えた広さを備えています。

なんと幸運にも、僕の一番好きな画家パウル・クレーの
特別展が開催されていたのでした!

そのことを知っているアナとアンドレア、
レオンも一緒に喜んでくれて。DSCN3044_r1.JPG

膨大な数の作品が並んで
充実感でいっぱい!

地下のドアの表現が、尊敬する建築家
ミノル・ヤマサキの納まりと同じ手法がしてあり、

これまた感動。

ベルリンでは、約半額の値段に思わず
ル・クルーゼのオレンジ色の鍋を衝動買い!

しかし旅の荷物としては鉄の塊で重かった!!(笑)

5時間冷めない、煮崩れしない最高の鍋で、
また料理を楽しもう。

ベルリンはユダヤの歴史にも触れた旅にもなったので、
次回のブログで書きます。

よいお年をー


司建築工房

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