2010年11月15日

東京研修親睦旅行

建築士会豊橋支部のバス旅行に参加した。

行きの車中では「ALWAYS三丁目の夕日」。
東京タワーが完成した昭和33年の
東京下町の風景と人情がある。

江戸東京博物館では江戸の町や文化を見学。
原寸の木組みの日本橋があったり、

昭和の貴重な展示もまた
三丁目の夕日とラップする。

PB154201.JPG東京の下町に建つ
スカイツリーの三角形の足元へ。

一番太い鉄骨が直径2.3mで
厚みが10センチなんだとか。

この鉄骨柱1ヶ所溶接するのに、
職人4人で丸3日かかるらしい。

それでも東京タワーのような
4本足を広げた形ではなくて、

634mのタワーの足元としては
スレンダーなプロポーションだ。

自由行動は浅草演芸ホールで落語を楽しんだ。
話芸も出囃子も着物も個性があって、
漫才や曲芸もあっていい時間を過ごせた。

PB144131.JPG夜は屋形船で貸切の宴会。

隅田川を下り、
ブルーライトの東京タワーや
レインボーブリッジ。

台場メモリアルツリーが点灯した
お台場の夜を過ごす。

二日目は今龍馬伝でお馴染みの
岩崎弥太郎の旧岩崎邸へ。

PB154150.JPGここには日本で最初に
建築設計事務所を開設した
ジョサイア・コンドル設計の洋館がある。

地下室付きの木造2階建てで、
イギリス17世紀初頭の
ジャコビアン様式で建てられている。

内部は天井高4.2m、
細部までデザインされた意匠の暖炉や
スチーム暖房機が全館に配備されている。

PB154205.JPGドイツのクロンベルクに行った時の
シュロスホテルを思い出した。

内開き窓の雨じまいのディテール、
ベランダのディテール、
床の木組、金唐革紙の壁等見どころ満載だった。

東武ホテルレバント東京の
24階のレストランから
スカイツリーを見ながらの昼食。

スカイツリーを眺めながら用足しをする。

PB154242.JPGラチストラスとリベットの
東京タワー・特別展望台から
東京の景色を見て、

帰りの車中は「続・三丁目の夕日」に
涙が頬を伝わる。

ヒロミねーちゃんが引き返してきた感動のシーンで、
「ハイ、一旦ビデオを止めさせて頂きま〜す」
というガイドさんのご案内は、記憶に残る旅となりました。


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2010年08月13日

愛知県芸大キャンパス

シンボルである講義棟は、
コルビジェに傾倒した丹下健三の
広島平和記念資料館を思わせて、

シンプルで気持ちいい住宅作品とは違って
近代建築の表現法を組み込んだものだ。

今年に入って新聞に何度か施設整備の記事が載って、
関心を払ってたんだけど、

このプロジェクトに携わった永田先生との出会いも手伝って、
見学会や施設整備ビジョン検討会にも参加して、
今の現状や問題点がわかってきた。

スクラップ&ビルドではなくて、
整備の方策やこれからの維持管理のことなど、
芸術の薫りと共に大切な遺産を持続させたいものだ。

P7112008.JPG実際訪れてみると、
まず丘の上に講義棟が見えてくる。

丘陵の自然の形状をほとんど損なわず、
丘の上にキャンパスが
間を取りながら配置されていて、

街の喧騒から離れて、芸術に勤しむ
緑や空との対話空間といった感じだ。

内部では至る所に
ルイス・カーンを思わせるトップライトの光。

建築の創作の場でもあったかのような
遊びに満ちた建築群だ。

音楽レッスン室の天井の
音響反射板のディテールはユニークで、

外人公舎は廃墟だったけれど、まさに吉村イズム。

旧女子寮はロックフェラー邸の骨格を彷彿させる感じで
机やベットがしっかり造り込んであった。

もしかしたら今しか見られなくなるかもという想いで、
しっかり空間を記憶しようと廻ったのでした。


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2010年08月09日

東京住宅探訪

今回は2日間に渡って3件、
現在お住まいのお宅を見せて頂くという
ご好意に甘えさせて頂いた。

皆さん最寄りの駅まで送迎もして頂いて、
本当に貴重な時間とお気遣いを賜りました。

建築雑誌で目にした僕の好きな住宅の
空間体験ができたことは、
心と体で記憶できるから何よりの宝になる。

何より感じたのは、お施主様のセンスの良さと熱意。

そして建築はお施主様・建築家・職人
この3者による熱と誠の結晶なんだと
改めて感じ入った。

P8072349.JPG夜は思いがけず、
僕が独立する前からの
地元のお施主さんでもあり、

今では公私共に大変お世話になっている
齋藤先生にご馳走になったのでした。


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2010年05月09日

奈良大和路

今年は平城京遷都1300年ということで、
いろんなイベントが開催されているようだ。

うちの親父が奈良出身で、親戚もあるせいか、
京都のようないちげんさん・・・という高い敷居を感じずに、

いつでも帰っておいでという
何か日本人の故郷みたいな感じがして、
肩の力が抜ける。

P5081517.JPG僕のお茶の師匠でもある伊藤先生のご縁で、
今回真生流家元の道場・翠山荘に
伺うことができた。

初代家元の山根翠堂さんの花を生けるという
芸術家としての生き方、

美を愛し、善を楽しみ、真を信ずるという
生き方に影響を受けた僕は、

初代の心を感じたくて、この日を楽しみにしていた。

P5081515.JPGお庭(敷地)は春日大社に隣接していて、
原始林がそのまま借景となっていて、

ここ一帯は志賀直哉の旧邸など、
多くの文人、画家が住まう
静かで風光明媚な界隈だ。

玄関先でお着物の家元が、
どうぞごゆっくりと迎えて下さった。

P5081508.JPG良き天気にも恵まれて、
自然の野山の小径を歩く趣向の
庭の散策を楽しんで、

室内の窓から切り取られた
お庭の緑が綺麗だった。

P5081548.JPG正門を出るとすぐ前の路が、
志賀直哉も好んで散歩をしたという
春日大社へのささやきの小径と続いて、

山藤の名所を最高のタイミングで
訪れることができたようだ。

緑をバックに藤色と白藤の景色に感動。

P5081567.JPG帰りに自ら設計したという
志賀直哉旧居を見学して、

名作「暗夜行路」を書いた
北側採光の書斎の窓からの景色や


サンルームの空間、
夫人室を一番いい場所に配置するなど

なかなか家族思いの良く考えられた間取りに感心して、
大和路の大自然に精神が清められた一日でした。


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2009年03月27日

歌舞伎座

20代になった僕は、吉田五十八の建築を体験して鳥肌が立った。

人生の大半は仕事の時間だから
僕は好きなことを仕事にして過ごしたいと思った。

品があって艶のある雰囲気はどこから来るのか。
見学が可能なものはすべて出掛けて、実測もした。

実際に携わった大工棟梁の処に伺って、
原寸図や施工図をお借りして、トレースした。

DSCN1247.JPG吉田五十八の作品に
東京の銀座にある歌舞伎座がある。

あそこは音響も素晴らしくて、
日本文化の薫り・雰囲気がある。


僕は鳴り物の音色も好きで、
いろんな演目の歌舞伎を楽しんできた。

Scan10023.JPG元は岡田信一郎の設計で、戦災で閉鎖したものを

吉田五十八が元の躯体を生かして
昭和26年に修復設計し、現在の形で50年以上も
まさに歌舞伎の殿堂として親しまれて来た。

2002年には国の登録文化財にも指定されている。

その歌舞伎座が耐震性やバリヤフリーの問題等で
建て替えられるというニュースにショックを受けた。

平成21年1月から歌舞伎座さよなら公演だなんて・・・。
22年4月で閉場した後は29階建ての超高層ビルになってしまう。

京都の南座のように、せめて外観だけでも
そのままに保存する考えはないのだろうか。

日本は産業開発を優先して、歴史の厚みや文化を捨ててしまう。


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2008年12月07日

東京まんぷくツアー2

・・・そして車は外苑へ。黄金に輝くいちょう並木。
一番いい時に来たねとMさん。

Mさん宅に車を停め、なんと徒歩1分で・・・

DSCN2206.JPGプラダ。
あの北京オリンピックの鳥の巣を設計した
H&deMだ。

世界中でガラスウォールの建築は
たくさんあるけど、部分的にガラスを
膨らませたり、へっ込ませたり、

安土忠久さんの吹ガラスみたいに
温かみのあるガラスのオブジェだった。

内部も斜め格子に同調させた筒を導入することで
空間のボリュームにメリハリをつけていた。

DSCN2183_r1.JPG隈研吾さんのONE表参道、
伊東豊雄さんのTOD'S、

安藤忠雄さんの表参道ヒルズは
内部空間がいい。

表参道の傾斜に合わせてB3Fから3Fまで
スパイラルに吹抜け内部を歩けるようになっていて、

吹抜け部分にB3から1Fまでを階段で結んでいる。

楽しい表参道のけやき並木の散歩道を歩いて
Mさん宅に戻り、シネマックスの3管プロジェクターに

140インチのスクリーン、音と画の大迫力。
クオリティーは映画館をはるかに超える。

お腹が空いてきたので
Mさん行きつけの中華レストランへ。

上品なお味で次から次へと出てくる。
このツアーの名前は?とMさん。

一日の最後はきみまろのライブで腹をかかえて笑って
顔の筋肉が疲れました。

今日はみんな有難う。


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