2013年02月24日

バベットの晩餐会

ひとりの時間を豊かにする術は人それぞれだけど、
僕の場合手料理もそのひとつ。

人間生活の大事な基本だし、
人生の愉しみが増えた。

今日は久しぶりに映画を観た。
「バベットの晩餐会」

354858_n.jpg自分の人生経験で感動するところ、
見るところが変わるものだ。

全てを失った召使いのバベットが
宝くじで当たった1万フランを

全て記念日の晩餐会のために遣う。

... フランスに足を運び、ウズラや海亀などの食材、
最高級のワインを取り寄せ、手際良く御礼を形にしていく。

料理は崇高な儀式だと想った。

一皿一皿に神が宿り、
振舞われた人達はお腹が満たされ、
皆の心が愛に満ちる。

バベットは元料理長だったのだ。
登場人物はほとんどご老人なんだけど、
衣装もいい感じ。

食材が喜んで人の命となる気持ちの籠った手料理はいい。

テーブルクロスにアイロンがけから始まって、
純粋に喜んでもらおうと腕を振るう姿に
色んな気づきがあった。

突然得た大金を晩餐会というひと時のために遣う。

その過程や料理をするひと時が
最高に至福の時間で永遠なんだということ。

「貧しい芸術家はいません。。。
お客様を幸せにしました。力の限りを尽くして。」

あの世に持っていけるのは、人に与えたものだけなんだ。


司建築工房

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2010年12月27日

坂の上の雲

1c0020b.png坂の上の雲の第2部が終わった。

アリアズナ役の女優さん、
戦争ドラマに恋のスパイスは欠かせない。

ドラマの雰囲気を伝える心地よい語りが
渡辺謙さんだったとは気づかなかった。

第8話は良かった。

真之が母と家族に戦地へ赴く報告をするシーン。
着物の嫁さんやお子たちが家を守る雰囲気は好きだ。

真之が「(作戦参謀は)あまりに身に過ぎたお役目です」と云うと
兄好古が「オマエはアホか」と名刺に万年筆で

『這回の役、一家全滅すとも怨みなし』と書いて
「肌身離さずこれを持っておれ。アッシはこの覚悟でやる」

という軍人魂に涙腺が緩み、そして家族に

「縁あって皆この秋山の人間になった。
皆と暮らした月日はアッシにとって宝じゃ。
アッシの人生一切の悔いはない。」と続けた。

母は息子の好物のいり豆をたくさん作って持たせ、
息子は自分が帰ってくるまで元気にしとるんじゃぞと母をいたわる。

兄弟で杯を交わすそばで、子供が「ばあちゃん泣いてるよ」
息子の覚悟に涙する母の背中に泣きました。

今は帝国主義の時代と違うとは云え、
幕末の武士の精神がそのまま受け継がれた
明治の軍人の精神は、

何か失ってはいけない日本人の宝、
僕の理想のような気がして・・・。

日露戦争に挑んだ先人たちの気概は、
現代を生きる僕たちのDNAにも
受け継がれているはずだ。

第8回の感動がずっと続いているので
ブログに記しておきます。

司建築工房

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posted by Koji at 22:47 | TrackBack(0) | 映画

2010年08月15日

イレーナ・センドラー

今日は65回目の終戦記念日だ。

戦争が終わって僕等は生まれた♪
戦争を知らずに僕等は育った♪

実際に戦争を体験した方の実体験を聞くことしか
戦争の悲惨さを思い知らされる機会はないのかもしれない。

先人の理不尽な苦労を無駄にしては申し訳ない。
貴重な体験談は永久保存して、
常に繰り返し腹に入れ直す必要がある。

o7112010.JPG「シンドラーのリスト」という
ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)に
1人で立ち向かった真実を描いた傑作がある。

何回見ても泣ける映画で、
自分の私財と引き換えに
1100人もの命を救ったシンドラーが、


この車を売ればもう10人は救えた、
この金バッチで少なくとも1人は救えた、

その努力をしなかったと言って泣き崩れる。

強制収容所での残虐な世界と対比した崇高な心。

最初は自分の富を築くためだけに
軍もユダヤ人労働力も利用してきたシンドラーが、

死の淵にある人を救い出す勇気ある行動に出て
まさに善のリストを作る。

このDVDの特典映像の「生存者たちの声」も胸に迫って来る。

実はポーランドにイレーナ・センドラーという
シンドラーにも勝るような

2500人ものユダヤの子供達を救った
偉大な女性がいたのを知った。

ポーランドでは彼女の映画ができたんだけど、
日本でも公開しないだろうか。

彼女の生涯最後のインタビュー、
「私はほんの少しの子供達しか助けることができなかったことで、
良心の呵責にさいなまれて生き続けているのです」


司建築工房

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posted by Koji at 21:41 | TrackBack(0) | 映画