僕の場合手料理もそのひとつ。
人間生活の大事な基本だし、
人生の愉しみが増えた。
今日は久しぶりに映画を観た。
「バベットの晩餐会」

見るところが変わるものだ。
全てを失った召使いのバベットが
宝くじで当たった1万フランを
全て記念日の晩餐会のために遣う。
... フランスに足を運び、ウズラや海亀などの食材、
最高級のワインを取り寄せ、手際良く御礼を形にしていく。
料理は崇高な儀式だと想った。
一皿一皿に神が宿り、
振舞われた人達はお腹が満たされ、
皆の心が愛に満ちる。
バベットは元料理長だったのだ。
登場人物はほとんどご老人なんだけど、
衣装もいい感じ。
食材が喜んで人の命となる気持ちの籠った手料理はいい。
テーブルクロスにアイロンがけから始まって、
純粋に喜んでもらおうと腕を振るう姿に
色んな気づきがあった。
突然得た大金を晩餐会というひと時のために遣う。
その過程や料理をするひと時が
最高に至福の時間で永遠なんだということ。
「貧しい芸術家はいません。。。
お客様を幸せにしました。力の限りを尽くして。」
あの世に持っていけるのは、人に与えたものだけなんだ。
司建築工房
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